真夏日が続く中、発熱外来をしています。溶連菌感染が多いですが、今日はコロナも出ました。
さて当院の診療において、3月から「ベースアップ評価料」を算定していることは、前にも書いた通りです。
これは職員給与のベースアップにのみ使える用途限定の医療費であり、国が規定した特別な追加料金です。
しかし、明細書に「外来・在宅ベースアップ評価料」が記載されているのを見ると、なんだか感じ悪いですね。
「当院は従業員の給料アップのために追加料金をいただいております」と宣言しているようなものだからです。
スーパーや料理店のレシートに、「職員賃上げ分割増」なんて書いてあったら、ちょっとムカつきますよね。
国は敢えて、賃金割増分が患者にわかるような診療報酬にしたわけです。嫌がらせと言うほかありません。
何度も書いてきましたけど、この算定によって医療費は増えますが、医者の儲けにはつながりません。
医療従事者の待遇改善しても医者は儲けさせず、でも国民からは儲けているように見せかける、国の策略です。
今月まではまだマシです。来月からはベースアップ評価料の点数が大幅に増えます。来年はさらに倍増します。
そのまま続けたら必ず財政破綻する制度なので、たぶん再来年には終了するでしょう。
そう思いながらも、この評価料を取らないと医療機関も苦しいので、面倒な書類を書いて申請しているのです。
一方で、書類を受理する側の厚生局も処理に忙殺されているようで、お互いに不毛な消耗戦に突入しています。
(写真は、今日の熊本の猛暑を報じるNHKのニュース映像)

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