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新型コロナワクチンと他のワクチンの接種間隔

HPVワクチンを接種する方や、これから接種しようかどうしようかと悩み中の方が増えています。
3回の接種を完了するのに約半年かかるので、高1の方は9月までには接種を始めてください。
それ以外の学年の方も含めて、新型コロナワクチンの接種も計画している方は、接種間隔に注意が必要です。
今のところ新型コロナワクチンは、他のワクチンの接種から2週間空ける規則です。
ファイザーの場合、2回の接種間隔は3週間なので、その合間に他のワクチンを接種するのは不可能です。
モデルナであれば、4週間の接種間隔の真ん中で別のワクチンを打てますが、なかなかアクロバティックです。
よって他のワクチンは、コロナ1回目の2週間以上前か、コロナ2回目の2週間後以降の接種となります。
となると、このままでは、10月以降のインフルエンザワクチンの接種はかなり面倒なことになりそうです。
インフルも大事ですが、今年はコロナが最優先でしょうから、コロナ中心に予定を組むしかありません。
コロナワクチンの接種日がはっきりしないうちは、インフルエンザワクチンは打たない方がよいでしょう。
インフルエンザワクチンを接種する医療機関としては、コロナワクチンとの並行接種はとてもやっかいです。
出来ることなら、接種間隔の制約をはずしていただきたいのですが、いまのところその動きはありません。
インフルとコロナの同時接種ができれば格段に自由度も上がるのですが、今期それが認められるのでしょうか。
来月中には、インフルエンザワクチン接種の予約受付を開始しなければなりませんが、さてどうしたものか。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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