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発熱外来受診者が、1月並みに増加中

発熱外来をしていると、熊本でも新型コロナウイルス感染が急激に増えていることが肌感覚でわかります。
今日のような日曜日は、発熱患者専用ダイヤル等で聞いて当院に電話してくる方が、1月並に多くなりました。
休日にPCR検査をしている医療機関が熊本では少ないので、どうしても当院などに集中します。
そのような発熱者の診療にあたっては、感染防御にはとくに気を遣い、動線と時間帯の分離を徹底しています。
一般診療や乳幼児の予防接種に加えて新型コロナワクチンの接種も行っているので、分離はとても重要です。
しかし、予約なしで突然来院される方が時々います。高熱でぐったり気味だと無下にも出来ません。
徒歩や二輪車やタクシーで来院される方も多く、お待たせする場所のやりくりでも、悩ましいことになります。
屋外のベンチ等で待っていただくのも、この猛暑では無理。今日みたいに大雨が降るとなおさら不可能です。
検査センターの関係で、今日は例外的に当院でのPCR検査ができませんでした(明日の祝日は検査可能です)。
なので発熱外来受診者には抗原検査だけ行いましたが、病状によっては明日、PCR検査に来ていただきます。
通常はしかし、抗原検査後の当日中にPCR検査を行っています。翌日まで待つのは時間のムダですから。
そして抗原検査が陰性でもPCR検査で陽性になる事例を、日頃からよく経験します。検出感度の違いでしょう。
ところが国保連合会は、抗原検査とPCR検査を同じ日に行うと、診療報酬の支払いをカットしてきます。
「抗原陰性ならPCR検査は不要」だという理屈です。国保連は臨床現場の実態を知らないようです。
「病状によっては、抗原検査の翌日PCR検査をするのであれば認める」とのこと。
こんなバカな話はないので再審査請求をしましたが、それが認められるかどうかはわかりません。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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