ANAの国際線エコノミークラスの機内食のネット販売が、大ヒットしています。
最初は、わずかでも利益を上げるとともに、雇用維持やフードロス対策も兼ねた取り組みだったはず。
ところがこれが図らずも、ANAファンあるいは航空旅行ファン(機内食ファンも?)の心を捉えたようです。
昨年12月11日発売の第1弾は、和食・洋食・子ども用のメインディッシュが4つずつ、計12食のセットでした。
この2100食分が数日で完売し、12月22日と1月18日の発売分各1000セットも、すぐに売り切れました。
1月の分は私も買いました。自宅で冷凍保存し、ときどき食べています。
「脳内旅行」をしながら食べれば、それなりに楽しい、一種の「行楽弁当」のようなものです。
あまりにも大人気なので、最近は毎週水曜日に発売していますが、いつも1時間以内に完売となるようです。
今日もすぐに売り切れ。アクセスが集中して買うことができなかったANAファンからは、苦情が出ています。
次は3月10日(水)発売らしいですけど、そんな風に日付を予告するからアクセスが集中するんじゃないの。
混雑緩和策は簡単。次回の販売が何月何日であるかを、あらかじめ伝えないことです。
ところで、ANAは「潜入!ANA機内食工場見学と機内食の秘密ツアー」なんてのも、企画してしまいました。
オンラインツアーです。機内食の製造工程をビデオで見たり、ANA総料理長とZoomでチャットするとか。
一般視聴者枠300人のほかに、機内食付き100人枠があり、あらかじめ機内食が送られてくるようです。
昼に気付いたツアーですが、夜帰宅後に見たら、その100人枠は埋まっていました。ま、悔しくはないけど。
「わざわざあまり美味しくないものを食べたいというのは、理解に苦しみます」とホリエモンは言います。
美味しいかどうかの問題じゃないのです。それどころか、ファンにはそれなりに美味しく感じるのです。
プライベートジェットを乗り回す人間から見れば、ANAに乗る人間の気持ちすら、わからないのでしょうね。
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