緊急事態宣言がついに、1都3県を対象に発出されそうな雰囲気になってきました。
これを、遅すぎだと言う人もいれば、不要と言う人もいる。正解はありません。コトは単純ではないのです。
未曾有の国難の真っ最中には、為政者は何をやっても完璧にはいかないし、政策が後手後手になりがちです。
何かをやっても叩かれるし、遅きに失しても叩かれる。最終的な評価は、数年後のことでしょう。
東京オリンピックは、本当に開催できるのか。力尽くでもやるべきものなんでしょうか。
「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証しとする」なんて妄想は捨てましょう。もう間に合いませんから。
「人類が新型コロナウイルスに打ち勝つ力を見せよう」ぐらいの表現なら、ギリギリいけるのか。
ワクチンは残念ながら、しばらくは輸入に頼るしかないので、夏までの国内接種率はそう高くはないでしょう。
なので年内に国内で集団免疫が確立されるとは、とても思えません。地球全体で考えたら、なおさらです。
欧米の変異株がどのように「化ける」かも、まだまったく見通せません。むしろイヤな予感さえします。
オリンピックは、「コロナも先が見えたね」と思えるタイミングで開催を検討すべきです。
それこそが真に、「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証」ですよ。さすがに半年後は厳しかろう。
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