アスクルが明日来ない

「アスクル」は、ランサムウエア感染によるシステム障害で、いまだに商品の受注・出荷が停止しています。

当院も以前は、多くの消耗品をアスクルから購入していました。
ただ近年はほぼAmazonにシフトしていたため、今回の事案は対岸の火事ですが、油断は禁物です。
もしもAmazonに同様の障害が起きたら、公私ともにその被害は甚大です。ていうか日本中が大騒ぎでしょう。
それが起きてないのは、Amazonのセキュリティが強固なのか、たまたまアスクルが先に狙われただけなのか。

当院の電カルは、院内LANによる「オンプレミス型」なので、基本的にはサイバー攻撃は受けないはずです。
スキがあるとすれば、電カルの更新や役所等へのアクセスのために、ごくたまにネット接続した時です。

とは言え、まさか当院を狙うような酔狂なハッカーもいないとしても、万一のための対策は必要です。

本来はランサムウェア対策ではなく、単なるシステムトラブル対策なのですが、予備サーバーを置いています。
その予備サーバーには、余計なソフトは入れず、ネットにも繋がず、静かに院長室で出番を待っています。
出番が来ない方が良いとは言え、最新のMacBook Proがずっと軟禁状態なのも、もったいない話ですけどね。

このようなやや贅沢なバックアップシステムにしているのは、サイバー攻撃を恐れているからではありません。
熊本地震の時に、サーバー機もクライアント機も、全部が床に落下するという被害を経験したからです。
実際にサーバー機は破損して使えなくなりました。そのHDDからデータが取り出せなかったら大打撃でした。

そう考えると、火事や盗難や天変地異対策としては、「クラウド型」の電カルの方が安全なのかもしれません。

(写真は、アスクルのサイトより)

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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