開院18周年

つるはらクリニックは、開院18周年を迎えました。
これもひとえに、皆様方の温かいご支援のおかげです。厚く御礼申し上げます。

毎年そう書いていますが、患者さんや地域の方だけでなく、当院スタッフや家族の協力にも感謝しています。

47歳の時に開業し、いまや65歳の「高齢者」となりました。でも本当に幸いなことに、心身ともに元気です。
とはいえ、とくにこの数年は、日々の健康管理と適度な(十分な?)リフレッシュを大切にしています。

コロナ禍を経て、発熱外来を除けば、以前よりも相対的に急性疾患の受診者が減りました。
対照的に、あくまで割合としては、慢性疾患(おもに生活習慣病)の方が増えています。
面白いことに(?)、私よりも年下の患者さんが以前より多いのは、単に私が年をとったからなのでしょうね。

物価が上がり賃上げ圧力が強まる中で、診療報酬はずっと、据え置きに近い状況が続いています。
そのため、多くの病院や診療所が赤字です。しかし他の業種と違って、赤字でもギリギリまで頑張っています。

いま始まりつつある医療機関の淘汰は、どうやら国(財務省)の既定路線だともいわれます。
それに対して医療者の団体は、一生懸命に窮状を訴えているのですが、なかなか国民には響きません。
メディアは元来医者を擁護するスタンスではないし、政治家もどうやら医者の味方をすると分が悪いようです。

自民党総裁選では、一部の候補が診療報酬の増額を明言していますが、それとて過剰な期待はできません。
コロナ禍(渦)中よりもむしろ厳しい情勢ではありますが、それにめげず、医療に邁進してまいります。
つるクリの19年目も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

(写真は、本日の記念写真を、ChatGPTさんにジブリ化してもらったもの)

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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