相変わらず詐欺メールがよく届きますが、某カード会社をかたる最近のメールは、なかなかのものでした。
「確認が必要な取引がございました」との記載のあとに、怪しげな青いリンクがあります。しかも、
「本メールに記載のリンク以外からは絶対にログインしないでください」と堂々と書いてある。
つまり、確認のためにブラウザのブックマーク等から正規サイトへアクセスすることを認めないのです。
ともかく、このボタンを押せと。いやいや、この強引さは何なのでしょう。そう言われて誰が押すもんですか。
でも、押す人がいるんでしょうね。それが千人に1人でも、その1人からガッポリ詐欺ればよいのでしょう。
向こうは総当たり戦ですから、数打ちゃ当たるわけです。
だからこそ、持ってもいないカードの会社からも、取引エラーの連絡メールなどがバンバン届くんですね。
そういえば件のメールの日本語は、とてもこなれていました。ネイティブの校閲者を雇っているのでしょう。
怪しげなメールは件名を見ただけで、最初から開封せず削除しますが、それでもマルウェアは防げません。
セキュリティソフトは毎日のように数件のトロイの木馬を検出し、それを隔離したことを知らせてきます。
たまに、隔離ができずに検出したことだけを報告してくることもあり、手動で削除することになります。
木馬はたいてい、メールの添付ファイル保管場所の奥深くに、息を潜めています。危ない危ない。
(写真は、トロイ遺跡の木馬)

コメント