8月の大流行は予測していたことですが、猛暑のさなかコロナが増えています。
第30週(7/21~27)の定点あたり報告数は、熊本県で7.85(前週5.56)、熊本市は7.63(同4.54)でした。
同時期の当院の陽性診断数は、18人(前週9人)ですが、さらに最新の第31週(7/28~8/3)は28人でした。
当院で陽性診断をする新型コロナ感染者数は、いつも定点より多く、または先行して推移する傾向があります。
土日診療を行っていて、しかもそれを「#8000番」が教えてくれるので、発熱者が集まりやすいのでしょう。
そのようにして熊本県内一円から問合せが相次ぎますが、1日の間に診察や検査ができる人数は限られます。
開院当初のように青天井で予約を受け付ければ、もっと多くの方の診療を行うことができるかもしれません。
ですが当院の持続可能な診療態勢を考慮すれば、現状のバランスを保ちたいと思っています。
この1週間のコロナ感染者は、それ以前と比べるとだいぶ様相が異なってきました。
先月までは、「周囲にコロナはいません、夏風邪ならいます」という方がほとんどでした。
ところがこのところ、家族や職場にコロナ感染者がいる方がとても増えています。
この現象は、本格的な流行期に入った兆候です。あちこちの事業所等に、クラスターができています。
コロナ流行の現状については不思議なほどに報道されませんが、まあそれこそがウィズコロナなのでしょう。

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