木曜日に「初蝉」を聞きました。確かに聞きました。
先日あのように書いたばかりなのに、意外と例年通りのタイミングでした。
毎日朝から暑いですが、蝉時雨を聞くとますます暑く感じます。本人たちも暑くないんですかね。
と書いてはみたものの、じつは金曜日以来今日まで、蝉の声を聞いていません。いったいどうなってるの。
これだけ暑いと、発熱外来の患者さんの中に、熱中症の疑いがある方が紛れ込むことがあります。
あるいは、風邪の経過中に熱中症も併発したような経過の方もいます。
かと思えば、熱中症の回復期に風邪を引いて、症状が複雑になることもあります。
コロナが大流行していた頃、猛暑の時期の発熱者の診療には、とても気を遣いました。
当時の発熱者はかなりの確率でコロナ陽性だったので、診療中の感染防御にはとくに注意を要しました。
熱中症の場合は点滴を考慮すべきケースがあり、もしもコロナの疑いがあると躊躇してしまいます。
医療従事者の感染対策を考慮すれば、熱中症と感染症は確実に鑑別しなけれなりません。
コロナの遺伝子検査を導入してからは、偽陰性は少なくなったと思いますが、抗原検査ではどうなのでしょう。
それどころか、いまはもう検査を希望しない発熱者が多く、的確なトリアージがやりにくい状況です。
このところコロナ陽性者が、とくに成人例が毎日複数出ています。そろそろ、波が来そうです。
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