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才子策に溺れる

舛添都知事を追究する、しかしそれほど期待はできない、東京都議会の集中審議が行われました。
集中砲火を浴びた舛添知事ですが、なんとか踏みとどまって、すぐに辞職するとは言いませんでした。
気力が残っているというよりも、未練がましい。最後には、自分の「延命」を申し出ました。惨めです。
舛添「私は知事の職に連綿としてしがみつくつもりはございませんが、どうか少しの猶予をいただきたい」
まさにその言葉は、しがみついている人間の常套句じゃないですか。
舛添「全ての給料をご辞退申し上げて、全身全霊、都民のため、都政のために働きたいと思っております」
なるほど一見、思い切った発言に聞こえますが、リオ五輪が終了までの期限付きだとか。なんだ、小っちゃい。
では、舛添氏にお尋ねしたい。
今後、全身全霊、都民・都政のために働くのに、無給で良いのなら、過去の給与はどうするおつもりですか。
どちらかと言えば、過去の給与の方こそ、全額返金していただきたい。あ、いや、私は都民じゃないですけど。
今夜の報道ステーションで後藤謙次氏が、舛添氏の一連の言動を、「才子才に倒れる」と表現しました。
「才子策に溺れる」とも言いますが、まさにその通りです。今となっては、取り繕う姿がみっともない。
やはり何事でも、謝るときは先手必勝ですね。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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