渡辺由紀子さんというお医者さんが書いた、『空飛ぶドクター』という本を読みました。
防衛医大を出て陸上自衛隊医官となり、さらにフリーランスとなって日本中の僻地を飛び回っている方です。
優秀で、真面目で、タフで、とにかく積極的だからこそ、こんなフリーランスが務まるんでしょうね。
ただし本としては、レビューを書きたくなるような読後感がなく、医者以外の一般の方が読むと良い内容です。
でも、年に200回以上も飛行機に乗っている、という点は、素直にうらやましく思ったりします。
2日前に、Amazonから届いたその本を当院のスタッフに見せたら、「先生と同じですね」というコメント。
あー、空飛ぶドクター繋がりですか。私は単に、空を飛ぶのが好きなだけのドクターなんですけどね。
日本中の僻地に、文字通り飛び回って活躍中の渡辺先生と比べては、申し訳ないです。
でも実は世の中には、飛行機好きが高じて、離島の診療所に通う仕事を始めた医師もいます。うらやましい。
それならば私も行く行くは、石垣島かどこかに週1でバイトに言ってもいいなと、妄想したりします。
いやいや、そんな遊び半分で離島診療なんて務まりませんね。失礼しました。
そういえばこれまでに、搭乗した旅客機内で急遽、診療行為をしたことが2回ほどあります。
そのうち1回は、私が心肺蘇生をしたケースです。患者さんの心拍と血圧はなんとか戻りました。
ただ、救急救命に際しての必要物品が、機内にはあまりにもなさ過ぎました。あれって、改善したんですかね。
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