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北朝鮮がICBM発射

米国の独立記念日に合わせて、北朝鮮はついに、ICBMと思われるミサイルを発射しました。
これがいわゆる「レッドライン」を越えたことになるのか。トランプ大統領はどう出るのでしょう。
少し前まで北朝鮮は、ミサイル発射実験のことを「人工衛星の打ち上げ」だと言い逃れていました。
ところが最近はむしろ堂々と、ミサイル開発してますよ、軍備増強中ですよ、とアピールする変貌ぶりです。
おかしなことに、日米韓の態度はちょうど、北朝鮮と逆に見えます。
北朝鮮が「人工衛星」だと言うと、いやそれは「事実上の弾道ミサイル」だと日米韓は非難していました。
なのに最近の北朝鮮のミサイルについては、「現時点ではまだ、ICBMとは言えない」と平静を装う態度。
最悪の事態を考えたくないので現状を矮小化して評価する、一種の「正常性バイアス」なのかもしれません。
昨日だって、北朝鮮がICBMだと言ってるのに、米国は当初、中距離弾道ミサイルだと分析していました。
その後しぶしぶICBMと認めたわけですが、レッドラインを越えたとはまだ言いません。
もしも米軍が北朝鮮を攻撃したら何が起きるのか、それを考えると慎重にならざるを得ないのでしょう。
でも、トランプ大統領は何をするかわからない人物です。レッドラインの解釈など、すぐ変わるでしょう。
韓国や日本の被害には目をつぶって、いきなり北朝鮮を空爆する、という可能性もありそうで恐ろしい。
そしてもしもやるなら、北朝鮮の報復ミサイルがまだ米西海岸に届かない、今のうちかもしれませんね。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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