昨夕は突然、ひどい寒気に見舞われましたが、このような場合の私の対処法は、ほぼ定着しています。
(1)熱い風呂
(2)ユンケル黄帝液
発熱の不快感は、熱が上がりきったときの暑さではなく、発熱直前から熱の上昇中にかけて感じる悪寒です。
そしてその発熱の目的は、免疫系を活性化することです。
ならば、早く熱を上げてしまえばいい。だから寒気がしたらすぐに、熱い(かなり熱い)風呂に浸かるのです。
そうして体温が上がれば、体はそれ以上熱を上げる必要がなくなり、寒気も消え、気分が改善します。
ユンケル黄帝液と言えば、値段が高いぶん効果がありそうなドリンク剤ですね。私の経験上、効きます。
中国古代の「黄帝」にちなんで「黄帝液」です。「皇帝液」じゃありません。「口蹄疫」でもない。
黄帝というのは、私の好きな古代中国史に出てくる「夏・殷・周」王朝時代よりも前の、神話時代の帝王です。
「殷」は、20世紀になってその実在が証明された王朝であり、中国の最初の王朝だと私は学校で習いました。
今では「夏」が実在したことも証明されつつありますが、さすがに黄帝の時代はどうなのでしょう。
「黄帝を実在の人物と考えている人は、神武天皇を実在の人物と考えている人よりも少ないのではないか」
陳舜臣氏がそのように書いていました。
そんな伝説中の存在ですが、文字・衣服・家屋・暦・医学などの人類文化を創造した人物とされています。
東洋医学において、黄帝は始祖的な位置付けであり、ユンケルに名を冠する理由はそれでしょう。
ちなみに西洋医学の父といえば「ヒポクラテス」です。
ヒポクラテスは紀元前400年ごろの人ですが、黄帝はそれより2千年前の人物。そこが中国のすごさですね。
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