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インフルエンザワクチンとHPVワクチン

新型コロナワクチンの接種は峠を越えましたが、一方で、インフルエンザワクチンの接種は今がピークです。
去年インフルエンザがまったく流行しなかったことを受けて、今年の考え方には2通りあります。
(1)去年流行しなかったから(去年と同じ理由で)今年も流行しない
(2)去年流行しなかったから(免疫がないので)今年は流行する
どうやら(2)の考えの方が多いのか、ネット予約枠はすでに満杯です。増枠してもすぐに埋まります。
もうひとつ、HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)も接種者が増えています。
このワクチンは、「副作用問題」をきっかけに、8年以上前から、接種の積極的勧奨が差し控えられています。
「定期接種ワクチンだけどその接種は積極的には勧めませんよ」という、意味不明な位置づけになったのです。
ようやく厚労省も考えが変わったのか、1年前に、HPVワクチンの情報提供を徹底せよとの通知が出ました。
「接種は積極的には勧めないけど定期接種ワクチンですよ」という、ますます奇妙な具合になったわけです。
HPVワクチンの接種対象者(中高生)はたいてい、すでに新型コロナワクチンの接種を2回済ませています。
つまり彼女らは、新型コロナワクチンの筋肉注射と、その後の痛みや発熱などの副反応を経験済の方々です。
その対象者に、HPVワクチンも筋肉注射だと告げると、「まじかぁ」と反応するなどひと悶着があります。
ところが、接種後の副反応が少ないので、恐れていたほどのワクチンじゃなかった、という印象が残ります。
そうなのです。その感想を、ぜひSNSとかで広めてくださいね。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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