新型コロナワクチンは、4日前に届いた太いシリンジで、今日の接種を行いました。
たしかにシリンジは太いですが、そのかわり注射針が変更されていて、これがなかなかのスグレモノでした。
針の基部の構造物がシリンジの筒先内部にまで入り込むという、見たこともない画期的な構造なのです。
シリンジ先端を針の基部に差し込むのが従来型ですが、今回の針はその逆。針をシリンジに差し込む形です。
ギリギリまでローデッドスペースを目指す工夫の中でも、この逆転の発想はすばらしい。特許に値します。
ていうか、図示せずに言葉だけで書いても、なかなか伝わりませんかね。
そのかわり、この注射針を使う場合には、筒先に押し子が入り込む従来型のローデッドシリンジが使えません。
この点は私も誤認していました。詳細を確かめずに書いた先日の記述を訂正します。
前回まで使っていたシリンジと針とは外見上は似ていますが、実はまったく異なる組み合わせだったのです。
ただし良いことばかりではありません。せっかく注射針はすばらしいのに、シリンジがいただけません。
目盛りがアバウトなので誤差が心配だし、シリンジが固いのはシャレになりません。
とくに内筒を動かし初める時の、いうなれば「静止摩擦」が大きくて、接種するときにも戸惑うほどです。
この固くて雑なシリンジは、針の優秀さを台無しにするほど問題だと感じました。
毎日毎日、大事なワクチンを接種している中で、このようなストレスはなるべく減らして欲しいものです。
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