津奈木町の医療機関で、新型コロナワクチンを10歳以下の子どもに希釈せずに接種した事例が報じられました。
隣接する水俣市でも同様の過誤接種が報告されているとのこと。もちろん、この地域特有の話じゃありません。
オミクロン株対応ワクチンが出るまでの、従来株対応の新型コロナワクチンは、
(1)ファイザー:希釈して0.3ml接種
(2)モデルナ:希釈せずに0.25ml接種(初回接種は0.5ml)
(3)小児用ファイザー:希釈して0.2ml接種
これがオミクロン株対応の「二価ワクチン」になったことによる変化は、
(1)ファイザー:希釈して0.3ml接種 → 希釈せずに0.3ml接種
(2)モデルナ:希釈せずに0.25ml接種 → 希釈せずに0.5ml接種
(3)小児用ファイザー:希釈して0.2ml接種 (オミクロン株対応ワクチンなし)
さらに、0歳6カ月から4歳児専用のワクチンの接種も、やがて始まります。
(4)乳幼児用ファイザー:希釈して0.2ml
このように、ワクチンの種類・用量や調整の有無が、実に混沌とした設定になってます。もはやトラップです。
接種に従事している者なら誰もが、いつか何らかの形で過誤接種が起きると思っているはずです。
12歳以上用ファイザーが希釈不要になったことは歓迎しますが、ならば小児用も希釈不要にしてほしかった。
製造段階であらかじめ薄く作っておけばいいだけの話、じゃないんですかね。しらんけど。
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