熊本市の保健所は最近、無症状の濃厚接触者の積極的なPCR検査を行わない方針に切り替えています。
発症したら検査を考えましょう、という姿勢です。検査態勢のひっ迫を考慮したものかもしれません。
しかしそのおかげで、濃厚接触者の感染の有無が不明のまま、自宅療養が解除されていきます。
遅れて発症した濃厚接触者に遭遇することも多く、検査を抑制することの弊害は、すでに出始めています。
「オミクロン株」の派生型「BA.2」の感染者が、昨日熊本県内で初めて確認されました。
お隣の鹿児島県では、熊本よりも11日早い今月18日に初感染が確認されています。
その鹿児島は、先週から新規感染者数が上昇に転じており、昨日からは2日連続で過去最多を更新しています。
これがBA.2の拡大によるものであるのなら、熊本でも同様の事態が今週末ごろから始まることでしょう。
ちょうど春休み・新年度の人の移動(異動)の多い時期なので、タイミングとしては最悪かもしれません。
感染の再拡大があろうとも、発熱外来の診療報酬は4月から大幅に引き下げられることになっています。
なので当院の発熱外来も規模を縮小しようかなと思っていましたが、しばらくはまだ無理そうですね。
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