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夜のトイレを我慢する生き方

夜間頻尿でお困りの方から、相談を受けることがしばしばあります。
私もときどき、夜間(おもに明け方)尿意で目覚めることがありますが、たいていは朝まで我慢します。
我慢しているうちに寝入ってしまいます。そして朝の目覚ましで覚醒した途端に、激しい尿意が再発します。
このような場合の尿意はかなり強烈で、寝室を出て階段を降りる足運びも、かなりぎこちなくなります。
そして、いよいよトイレの扉の前に到達する頃には、尿意Maxとなります。
あと数秒後には排尿できるとわかったことで、膀胱が臨戦態勢に入り、その内圧を上げるのでしょうか。
ところが希に、トイレが使用中などの不測の事態が勃発することがあります。大ピンチです。
大ピンチですが経験上、1,2分程度ならなんとかしのげます。
そして驚くべきことに、1,2分我慢しているうちに、ス〜っと、ウソのように尿意が消えたりします。
つまり、トイレに到着する段になって急激に尿意が高まっていたのは、おそらく排尿準備反応だったんですね。
実際には、物理的に膀胱が満タンでもうこれ以上1秒も待てない、という状況ではないのです。
なので何らかの理由で排尿が急に先延ばしされても、決して破綻(お漏らし)はしないのです。
あと、便意もだいたい似た感じですが、ここでは割愛します。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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