ビール業界のカルテル事件。
主要4社で示し合わせ、競争を回避して高い価格(儲け)を維持するとは、まったくけしからん話です。
ただちに適正な価格に下げていただきたい。なんなら、不正に儲けた分も返してもらえますか。5年分ぐらい。
医者は、自分の仕事の料金を自分では決められません。診療報酬は公定価格ですからね。
医療機関同士で示し合わせて、初診料や検査料や薬代を高くするなんてことは、できるはずがありません。
国が定める診療報酬は、全医療機関で均一料金。しかも、ガッカリするほど安く設定されています。
もしもビールの価格が公定価格なら、と考えてみてください。たとえば、店頭価格1缶200円としましょうか。
業界はどうするでしょう。薄利多売、競争激化、コスト削減、品質劣化、そんな道に進むかもしれません。
そして、企業努力によってなんとか利益を出せるとなれば、国は店頭価格を190円に下げるのです。
似た様なことは以前、オムライスが公定価格だった場合、に例えて書いたことを、いま思い出しました。
公定価格というのは、消費者には一見メリットがありそうですが、質的な問題をはらむものなのです。
厚労省は、この物価高の時代に、医者がギリギリ生きていけるような診療報酬を追求し続けてきました。
さらに近年、医療費削減を名目に、病院が少しぐらい潰れてもいいかも、ぐらいの設定に引き下げています。
こんなことを続けていると、日本の医療サービスは、質も量も低下してしまいます。
こういったことはメディアがなかなか報じてくれず、医療崩壊は進む一方なのです。
(写真は、「カルテルに参加していなかったオリオンビールを選ぶ」の図。那覇空港のラウンジにて)

コメント