ANAの顧客の「ステイタス」のひとつ「SFC」において、サービスを受けるための条件が変更されます。
一度獲得すると生涯有効なはずのSFC会員に、実質的に毎年一定の金銭的条件が生じることになりました。
一定基準以上の距離に搭乗してSFCになると、世界中の空港で優先搭乗やラウンジが使える資格が得られます。
そのために頑張ってANAに乗って実績を積むことを「SFC修行」といい、その方々を「修行僧」と呼びます。
1年以内に「解脱」しなければ修行履歴はリセットされるため、ある1年間に集中して修行することになります。
ひとたびSFCを獲得すれば、もう修行は不要。ほぼ出費もなし。生涯安泰の永年資格、となるはずでした。
そこへ唐突に、今後は新たに毎年「お布施」が必要になりますのでよろしく、というのが今回の改定なのです。
細かいことを言えば、ANAが経済圏の拡大を目指す段階における、軌道修正と合理化の一環かもしれません。
とはいえ、途中で規定が変わることは一部SFC会員にとっては「改悪」に他ならず、納得いかないでしょうね。
しかし、1年間だけANAに貢献したら未来永劫優遇されるというシステムが、そもそも虫が良すぎたのです。
このままでは会員は増えるばかり。サービスが年々低下するであろうことは、誰でも予想できたことです。
このことはANA側にも最初からわかっていたはずで、その制度設計の甘さには一定の責任があるでしょう。
甘い言葉で顧客を増やしてそれなりに潤ったはずですから、ANAには誠意ある対応が求められます。
たとえば、今回の改定を機に退会する会員には何か見返りがあるとか、そのようなやり方もあるでしょう。
このようなことが「ANA憎し」という層を生まないよう、上手なソフトランディングをANAには期待します。
(写真は、ANAの「SFC制度変更」を伝えるページより)

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