航空旅行中の苦労のひとつが、トイレでしょう。5月にもその話を書きましたが、今日はまた別の観点から。
(食事中の方は、これ以上読み進まないことをオススメします)
シートベルトサインが点灯中は、何があっても(漏れそうでも)、通常はトイレに行くことができません。
離陸後しばらくしてベルトサインが消灯したら、私はとりあえずトイレに行きます。その後に備えるためです。
安定巡行中に急に気流が悪くなってサインが点灯することもあるので、行けるときに行っておくのが鉄則です。
いちど「大」の途中で乱気流が発生し、詳細は省きますが、やや不衛生な状況に陥った経験があります。
トイレに立つことを考慮するとき、座席は窓側が良いのか通路側が良いのか、という議論があります。
とくに国際線は飛行時間が長く、途中で睡眠時間が入るので、トイレ問題は意外と深刻です。
通路側席ならいつでも自由にトイレに行けますが、窓側席だと通路側の人に多少なりとも迷惑をかけます。
逆に言えば、通路側は窓側の乗客のトイレのたびに起こされる面倒があり、窓側席なら好きなだけ眠れます。
つまり、他人に迷惑をかけるのがイヤなら通路側、他人からの迷惑を被るのがイヤなら窓側、ということです。
窓側でも通路側でもない、左右両側を隣の乗客に挟まれた席もありますが、トイレ的には最悪ですね。
だいぶ前に乗ったイタリアからの復路便がそうでした。両隣ともに爆睡中でふんぞり返ってて、またげない。
尿意を感じてから数時間、じっと我慢することになりました。当時の私はしかし、そういう我慢も得意でした。
もちろん理想的には、窓側かつ通路側の配置になっている上級クラスのシートに乗れば良いわけですけどね。
(写真は、ANAの最上級シート「THE Suite」、参考までに)

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