ラッパと鉦と発熱外来

発熱外来の真っ最中、ラッパや鉦の音が高らかに、賑やかに、ていうかうるさいほどに聞こえてきました。
今年もこの季節が来ましたか。隣のサンピアン駐車場に「飾り馬」が来てるんですね。毎年のことです。

合間に見に行くと、暑い中を何度も無理くり走らされているように見えて、馬も可哀想。虐待の境界線上かも。

さて、コロナの状況。
第36週(9/1~7)の定点あたり報告数は、熊本県11.90(前週12.69)、熊本市7.50(同9.61)でした。
当院の陽性診断数は、第36週25人、第37週(9/8~14)19人。どうやら、ピークを過ぎたのかもしれません。

今日の陽性者は、日曜にしては少ない5人。すべて成人。全員に咽頭痛があり、しかも「軽い痛み」でした。

コロナの療養期間は、コロナ禍の初期には発症後10日間でしたが、最近は5日間ということになっています。
社会・経済を回すための期間短縮なので、いまでも、発症後10日間は感染力があると考えるべきです。
せめてその期間は、たとえ出勤・登校したとしても、マスク装着が望ましいのです。

近隣の学校や事業所では、いまもクラスターが出ています。流行はまだしばらく続くかもしれません。
なにしろ症状の軽いケースが多いので、微熱やわずかな咽頭痛でも、コロナの可能性があります。
ウィズコロナだし検査代が高いので、必ずしも検査をお勧めはしませんが、その疑いを自覚していただきます。

さてさて私も、いつまでガウンとフェイスシールドを着けて診療するのでしょう(キャップはやめました)。

(写真は、昨年サンピアン駐車場に来ていた飾り馬)

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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