MENU

羽田–ミラノ線、念願の就航


ANAの「羽田–ミラノ」線が開設されました。コロナ禍のために、予定よりも4年遅れての就航です。
こういうとき「初便マニア」の方々は必ず、あの手この手でチケットを手に入れて飛ぶんですね。
その初便は本日午前1時9分に羽田を飛び立ち、ミラノ・マルペンサ空港に現地時間7時52分に到着しました。
乗客は203人。そのうち少なくとも30人が「マニア」と思われ、うち8人が「タッチ」だったとのこと。
タッチというのは、目的地に着いたらすぐに、できれば同じ機材で、トンボ返りする航空旅行のことです。
とくに今回のような「初便タッチ」は、往路(NH207便)も復路(NH208便)も初便ということになります。
その路線では二度と誰も経験できないことなので、初便タッチはとても貴重なのです。ああ、うらやましい。
パラダイス山元氏らは、乗客がほとんど皆寝ている機内のギャレーに集まり、静かに酒盛りしていたようです。
その様子を今朝のClubhouseで生中継していましたが、それをずっと聞いていた私もまあ、好き者ですね。
そのNH207便の航路をアプリ(Flightradar24)で見ていましたが、面白いところを飛ぶんですね。
羽田を出たら朝鮮半島に向かい、ソウル上空から北京上空を経て、内モンゴルに達してから西進します。
モンゴルのすぐ南側を国境線に沿って飛び、けっしてモンゴル側には入りません。そういうアレなんですかね。
カザフスタンを経た後に南下し、ロシアとウクライナを避け、アゼルバイジャンからジョージアを抜けます。
こういう変則的な南回りのため、飛行時間は14時間半でした。成田–メキシコ線よりも時間がかかるのです。
私は2005年に、学会出席のため成田–ミラノ線に乗りました。たしか北回りでした。いや、どうだったかな。
航空会社が何だったかすら、覚えていません。その頃は、航空旅行や航空会社に興味が無かったんですね。
イタリアでは、ボローニャやベネチアやフィレンツェが印象的で、ミラノは空港から駅までの通過地点でした。
世界一美しい駅舎と称される「ミラノ中央駅」は、よく覚えています。門司港駅に似てる、と思ったので。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

コメント

コメントする

目次