ドラえもんが四次元ポケットから取り出した「ひみつ道具」かと思うようなネーミングです。
メガネの三城が開発中の、メガネ型ウエラブルデバイス。その名も「雰囲気メガネ」。
先日はジェイアイエヌの「JINS MEME(ジンズ・ミーム)」が面白いと書きましたが、こちらも面白い。
いずれもメガネ販売会社が開発したからこそ、Google Glassとは根本的に発想が異なるようです。
(1)目にやさしい
まず、基本的にメガネです。一日中かけるのが前提。目に負担をかけない設計は当然でしょう。
あのGoogle Glassを一日中かけて暮らすなど、たしかに想像できません。
(2)デザイン重視
これもメガネメーカーとしては、譲れないところがあるでしょう。外見は、まったく普通のメガネです。
Appleが、デザインを最優先して、それに内部装置を合わせるように設計をしてきたのと同じ発想です。
iPhoneと連動して、メガネが光り、スピーカーが鳴るようですが、周囲はほとんど気付かないらしいです。
加速度センサーを内蔵しているものの、使いみちは研究中とはのんびりしたものです。
将来、脳波や脈波、血中酸素濃度を取得するセンサーを付けるなどという、壮大な構想もあるとか。
考えてみたらメガネって、レンズは目の前にあるけれど、フレームは耳に引っかかり、鼻に乗っています。
つまり、視覚、聴覚、嗅覚という、きわめて基本的な感覚に、情報を与えることができるわけです。
腕時計型なんかよりも、ずっと直感的に働くので、やはりウエラブルデバイスの最終形かもしれませんね。
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