熊本市動植物園から逃げ出したニホンジカが、まだあと1頭見つかりません。もう1週間以上たちました。
江津湖付近か、もしかすると市街地に潜伏しているのかもしれません。まあ、逃げたのがシカでよかった。
京都大学のiPS細胞研究所では、マウスの逃走がホットな話題です。
飼育ケースに敷き詰めたチップ(おがくず)の中に埋まり込んでいたマウスに、気付かなかったようです。
遺伝子組み換え後の動物だったことが、問題視されています。
大学病院で研究していた頃、私もたびたびラットに逃げられて苦労したことを思い出します。
ケージからラットを取り出す際は、実験室のドアを必ず閉めます。万一の逃走に備えるためです。
ラットは尻尾が太く長くて持ちやすいですが、けっして持ち上げて宙づりにしてはなりません。
すごい勢いで動き回るからです。噛まれそうで怖くて手を離してしまえば、必ず逃げられます。
誰かが実験室のドアを開けないように施錠した後、実験そっちのけの捕獲劇が始まることになります。
モルモットは、ラットと同じぐらいの大きさですが、動きが比較的緩慢で、あまりどう猛ではありません。
しかし頭が良いので、ケージの閉じ具合が甘いと、すき間をこじ開けて逃走します。
朝実験室に行ってみると、ケージがもぬけの殻、ということが何度もありました。
我が家の愛犬アンナが庭から逃亡した顛末は、前にも書いた通りです。
いつか見つかるだろうとは思いながらも、いちばん心配なのは交通事故でした。
動物園のシカも、逃げ回るうちに交通事故に遭わなければいいのですが。
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