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ワイヤレス充電の時代

「コンセント不要」の時代が来るのか。電波で電気を送る技術が、実用化に向かっています。
その技術開発を行っている米国のベンチャー企業に対し、KDDIが出資するというのが、昨日のニュース。
つい先日は、別のベンチャー企業が開発しているワイヤレス充電システムが、話題になったばかり。
どうやらこの分野は、あちこちで開発が進んでいるようです。規格の主導権争いも、熾烈になるでしょう。
乗せるだけでスマホを充電する装置はすでに、市販されていますが、これはきわめて近接した状態での話。
何メートルも離れた端末にワイヤレスで給電できてこそ、応用範囲が格段に広がります。
前述した企業のシステムは、10メートル離れた複数の機器に、同時に給電できるといいます。
いま、スマホの充電は、ケーブルに接続するのは手間ですが、まあ1日1回程度なら許容範囲です。
これがスマートウォッチとなると、サイズが小さいのでバッテリー容量が少なく、その持ちが問題です。
しかも体に装着するものなので、充電のために何度も取りはずすことは避けたい。
近々発売されるであろうApple Watchは、ケーブルでの接続が不要な、電磁誘導充電方式を採用しています。
磁石でくっつくだけの簡単な仕組みですが、それでも残念なことに、手首からはずさなければなりません。
Appleは考え尽くしてこの仕組みにしたようですが、まだまだ技術的には過渡期という印象がぬぐえません。
ウエラブルデバイスが広く普及するのは、この充電問題が解決してからになりそうな気がします。
ちょうどWi-Fiが当たり前になったように、やがてワイヤレス充電が普及する時代が来るかもしれません。
自宅や職場や、公共の施設や街角には、Wi-FiやBluetoothや充電用の電波が飛び交うわけです。
ウエラブルデバイスモノのインターネットの時代、屋内外は電波だらけになりそうです。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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