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最高の経験のために

「iPhoneは、新モデルが出たら旧モデルの性能が落ちるように設定されていた」として、集団訴訟騒ぎです。
新機種が登場するたびに「iOS」も新しくなり、そこにはさまざまな新機能が盛り込まれています。
ところがその新iOSを旧機種にインストールすると、新機能導入と引き替えに、性能が落ちる仕様なのです。
まさか、新製品への買い換えを誘導するための、Appleの策略ではないでしょう(たぶん)。
バッテリー劣化による予期せぬシャットダウンを防ぐために、旧機種ではCPUの性能を抑えるのだそうです。
しかしiPhoneの性能を勝手に落とされるのは不当だとして、米国で集団訴訟が起きています。
その方々の気持ちはわかりますが、私には、Appleの措置はやむを得ない、というかむしろ賢明に思えます。
もしも旧機種の性能を抑制しなければ、新iOS導入でトラブルが多発して、それも訴訟の種になるからです。
予期せぬシャットダウンが頻発するようなことにでもなれば、損害を伴う重大なトラブルも起きかねません。
今回のような措置をしている理由をAppleは、「顧客に最高の経験を届けるため」と説明しています。
最新の機能を安定して使ってもらうために、機種ごとに最適の処理速度を設定しようというわけです。
毎年iPhoneを買い替えている私は、最新のiOSによる最新機能を最高の処理速度で享受し続けています。
まんまとAppleの策にはまっている、という言い方もできますが、まったく不本意ではありません。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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