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身近な生き物たち

毎朝クリニックの外回りを掃除していると、さまざまな生き物に出くわします。
アスファルト上のミミズは、モゾモゾしていても干からびていても、ホウキで植込の方に掃き込みます。
イモムシ(たいていはセスジスズメの幼虫)も同様。土のあるところまで移動してやります。
クモには恨みはありませんが、クモの巣は見かけが悪いので、見つけたらホウキで除去します。
たまに、草の茎にビッシリとこびりついた無数のアブラムシを目にします。見なかったことにします。
今朝はアシナガバチの巣を見つけたので、専用の殺虫スプレーで駆除しました。
子どもを含む外来者の来るクリニックとしては、蜂だけは放ってはおけませんから、殺生をお許しください。
玄関付近をいつもうろついているのは、ダンゴムシです。善良で、ほのぼのする生き物ですね。
ダンゴムシには何かにぶつかったら左右交互に曲がる習性があり、「交替性転向反応」といわれています。
なので植込から玄関の方にいったん迷い込んだが最後、元の植込にUターンする可能性は低くなります。
その結果、彼らは自動ドアの溝にはまり込み、運が悪ければ溝の中で息絶え、運が良くても院内に向かいます。
そうならないように、私は毎朝数匹のダンゴムシを、ホウキで植込の方まで転がしてやるわけです。
「ANAの『ダンゴムシ』退治に見る、無駄な仕事の減らし方」
そんな見出しの記事を今朝見つけました。ダンゴムシは航空機にも侵入するのかと、驚いたけど違いました。
「システム化されていない非効率な部門・業務」のことを、「ダンゴムシ」と表現しているようです。
ANAのIT部門の責任者曰く、「石(抵抗勢力)をどかさなければ、ダンゴムシを見つけられない」のだと。
なんか、上手いこと言ったつもりでしょうけど、ダンゴムシがなぜ「非効率」なのか、その説明を求む。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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