新元号選定の最終案6案のうち、「令和」以外の残りの5案が、もう明らかにされました。
「英弘(えいこう)」「久化(きゅうか)」「広至(こうし)」「万和(ばんな)」「万保(ばんぽう)」
こんなに早々と公表するとは思いませんでした。その意図は何なのでしょうね。
比べてみてもやっぱり「令和」がいいね、という気持ちにさせたいのなら、たしかにその目論見通りです。
もしも、新元号決定と同時に他の5案も公開されたのであれば、こうはいきません。異論も出たことでしょう。
「令和」があっという間に国民になじんだところで、1日遅れて落選候補を公表するという憎い手法なのです。
有識者からは、「万和」の「和」を「な」と読みづらいという意見が出たと言います。
また「英弘」や「久化」は、同音異義語がネックになったとも報じられています。
でも「万和」の読みは慣れればいいだけの話だし、同音異義語なら「平成」だって同じですけどね。
本命の「令和」を残すために、ツッ込まれやすい「当て馬」を用意したんじゃないのと、邪推してしまいます。
前回の選定時には、「平成」以外の2案「修文」「正化」の頭文字が、ともに「S」でした。
「昭和」とかぶるから「S」が選ばれにくいことは必定で、これらが当て馬だったと考えるのが自然でしょう。
今回はそう簡単には策がバレないように、前述した5案を巧妙に配置したとするのは、考えすぎでしょうか。
それにしても「令和」は、見慣れず聞き慣れず新鮮だったが故に、文句の付け所がなかったとも言えます。
とくに「令」の字には、他の5候補とは一線を画すものがありますよね。いやあ、よい元号じゃないですか。
さて、来月即位される皇太子徳仁親王は、こう言うのも畏れ多いのですが、私と同じ昭和35年生まれです。
だから何だと言われるでしょうけどね。ついに天皇陛下と同い年になるのかと、そう思ったりもするのです。
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