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反ワクチンメディアは、何があっても反ワクチン

「小学生が新型コロナワクチンの接種後に死亡した」という誤った情報がSNSで拡散し、問題となりました。
概略はこんな感じでしょうか。
・反ワクチンの医師が発信したデマを、反ワクチンの議員が拡散したのが発端
・それを信じた一般市民が、善意で情報を広め、正義感から学校や市に対して抗議活動を起こした
・学校が否定しても「隠蔽」と捉えられ、接種を不安視していた保護者らの反発がかえって強まった
悪意ある発信、善意の拡散、否定すれば炎上、まさにSNS時代の「冤罪」パターンですね。
読売の記事はこの件を、「不確かな話に惑わされないでほしい」という医師のコメントで締めくくりました。
常識的なまとめ方だと思います。
しかし、「正確な情報は必要だが、ワクチンに対する不安感は強まっている」と書くような新聞もあります。
冤罪は認めながらも、疑われたアンタも悪い、と言ってるようなもので、良心的な態度ではありません。
地元の某紙でもしばしば、反ワクチンにつなげるように論点をねじ曲げた記事が目に付くのでムカつきます。
何かコトが起きたとき、まずは、そこから得られる教訓を真正面に論じるのが誠実な態度です。
斜に構えた論調で、いかにもわかったようなことを結論に持ってくるメディアには辟易します。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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