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痛くない予防接種のために

「次からココで打ちたい!」
当院で初めてワクチン接種を受けたお子さんが、今日このように言ってくれました。最高の褒め言葉です。
つまり、思っていたほど痛くなかったのです。恐怖のために固かった表情が、一転して明るくなりました。
とは言え、どこの医療機関でも皮下注射の方法(手技)に大差はなく、痛くないように打っているはずです。
(1)腕を消毒したらなるべく早く注射する(恐怖の時間を最小限にする)
(2)針を刺入したら間髪を入れず注入する(逆流の確認などやらない)
(3)可能な限り素早く注入する(そのために針をシリンジに強くしっかりと装着しておく)
よく知られている「常識的な」方法ではありますが、私はそれを強く意識しています。
「(注射する時間は)3秒と5秒と10秒のどれがいい?」と尋ね、「3秒」と答えさせておき1秒で注射します。
「じゃあ、注射するよ〜」と言いながら、「よ〜」の途中で打ち終わるぐらいがベストです。
シリンジの持ち方も重要です。私は押し子が薬指で押せるような指の配置で、シリンジを把持します。
この方法だと、もっとも迅速に片手で(2)が実現できるからです。他の先生方の手技はいかがでしょうか。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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