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「6カ月間隔で1日100万回」の実現へ

「新型コロナワクチンの3回目接種1日100万回」を、今月の後半には達成したいと、岸田首相が述べました。
野党議員から突き上げられて答弁したような流れです。たしかに、もっと早く表明して欲しかった。
首相が何をぶち上げたところで、自治体が従うのはあくまでも、中央省庁(厚労省)からの指示です。
厚労省は、これまでの政策との整合性をとりながら理屈を付けて次の施策を決定するので、時間がかかります。
自治体は、厚労省からの指示を元に、大慌てで動き出します。医療機関への通知が出るのもその頃です。
ところが国民は、首相が言ったのなら明日からでも実現するのだろうと、そのぐらいの感覚でとらえます。
「今月中に100万回」と急に言い出すのではなく、「来月中に100万回」と1カ月前に言っといてほしかった。
2回目の接種からの間隔も、ようやく「全対象者で6カ月」ということになりそうです。
熊本市でも今週木曜日から、64歳以下であっても6カ月以上の間隔で実施、という規定に変わる予定です。
市の予約システムにおける予約受付も前倒しされ、「接種券が届き次第可能」とする運用に変わります。
しかも実際には、たとえ接種券が届いてなくても、2回目から6カ月経っていれば接種は可能です。
ただし、予約の混乱を回避するために、市は接種券を段階的に送付しています。
市民の皆さまにおかれては、混乱を避けるべく、「接種券が届いてから予約を入れる」ようお願いします。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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