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一般の高齢者への「追加接種」始まる

一般の高齢者への新型コロナワクチンの「追加接種(3回目接種)」が、熊本市でも昨日から始まっています。
休診日の関係で当院では今日から接種開始ですが、今週は毎日18人ずつ、接種の予約が入っています。
しかし発熱外来もいまがピーク(と思いたい)で、今日も時間帯分離はなかなかアクロバティックでした。
一日の診療の流れはほぼ、生活習慣病→発熱外来→コロナワクチン→小児ワクチン→発熱外来、の順でした。
お気付きのように、生活習慣病でも発熱外来でもない、普通の疾患の診療を行う余地がほとんどありません。
受診を希望して電話予約をされた何人かの急性疾患の方には、他院を受診していただきました。
ファイザーのワクチンの場合、その「調整」に時間を要します。これは人手と場所をとるクリーンな作業です。
その重要な準備作業を発熱外来と並行して進めなければならない点は、今後工夫の余地があるかもしれません。
報じられているように、2回目までのワクチンと3回目とでは、ファイザーとモデルナの配分が異なります。
2回目まではファイザーが大半だったのに3回目はモデルナの方が多く、必ず「交互接種」が必要となります。
「交互接種の方が強い免疫が付く」というのは、ワクチンの手配に失敗した政府の詭弁にしか聞こえません。
とは言え、交互接種が悪いとも思いません。当院でも今月下旬には、モデルナを始めることになるでしょう。
「打ちたいワクチンを被接種者が選べる」なんて言ってますが、やがて「モデルナ一択」の時期が来るのです。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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