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ワクチン予約と発熱外来が、完全に同時進行中

一般の高齢者への新型コロナワクチンの接種は、昨年5月19日に始まりました。
その3週間後の6月9日に2回目を済ませた方への追加接種の接種券が、熊本市では今日から届き始めています。
そして今日、その「一番乗り」の人たちからの接種予約の電話が鳴り始めました。
現時点で熊本市では、一般の高齢者への接種は2月1日から行うことと、規定されています。
したがって「一番乗り」の方の2回目から3回目までの接種間隔は、7カ月と3週間ということになります。
岸田首相は今日の施政方針演説で、一般の人の接種間隔を7か月、可能なら6か月に短縮すると表明しました。
首相は以前から前倒しには積極的ですが、それが自治体の施策に反映されるまでには、だいぶ時差があります。
国も自治体も、接種対象者へのワクチン供給のメドがたった上で、計画的に前倒しをしようと考えます。
見切り発車して途中でワクチンが途絶えてしまい、市民に不公平が生じることを嫌うのです。
不公平な接種をすることを避けるためなら、全対象者を等しく待たせた方がマシだという発想なのです。
しかし本来求められるのは、できるところからやる、いまあるワクチンはすぐに打つ、という機動力でしょう。
医療機関が有効利用できることがあるとしたら、ワクチンをムダにしないための「例外規定」です。
ワクチンに端数が生じたら、医師の裁量で、本来の接種対象者以外への前倒接種しができるという規定です。
こんな時ですから、接種を希望する方は皆さん、1日でも早い接種を希望しています。
なので当院では、予約電話がかかってきた順に、最も早い時期に接種する方向で予約を受け付けています。
ただし今日は、発熱外来と追加接種の予約電話が同時に鳴り響く、最悪の二重奏となってしまいました

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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