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接触性皮膚炎

Fitbit社のリストバンド型活動量計・睡眠計の最新モデル「Fitbit Force」がリコールです。全品回収です。
日本では、ソフトバンクからの発売が予定されていましたが、それも延期です。
原因は「接触性皮膚炎」。Fitbit Forceを装着した手首がかぶれる被害が出たためです。
続々と登場しつつあるウエラブルデバイスは、今回のように皮膚炎が問題化することもありそうです。
私も似たようなデバイス「UP by Jawbone」を使っていますが、最初は手首がかぶれないか心配でした。
さいわい皮膚炎にはなりませんでしたが、なんとなく煩わしくなり、睡眠中以外はポケットに入れています。
皮膚炎の治療には、その程度によってはステロイドの外用薬を使います。
ところが子どもの皮膚炎でステロイドを処方しようとすると、難色を示される保護者の方がおられます。
こういうのを「ステロイドアレルギー」とでも言うのでしょうか。
弱い薬で病状を長引かせるよりも、適度な強さのステロイドを使って短期間で治した方が有益です。
私はそのことを、身をもって体験したことがあります。以前、湿布薬で手首がかぶれたときのこと。
弱めのステロイド軟膏を塗り続けたのですが、いっこうに治らない。むしろ悪化するばかり。
皮膚科の先生に相談すると、ステロイド軟膏にかぶれたのだろう、と。
まさかステロイドアレルギー? もちろん、その薬剤に含まれる別の成分にかぶれたのでしょう。
で、もっと強いステロイド軟膏を塗ったら、あっという間に治りました。ステロイドは使い方次第です。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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