年末恒例の、クリニック大掃除の日でした。休日(休診日)を返上して、スタッフが集まってくれました。
作業を分担して、各自が黙々と清掃を行います。私の担当は、いつものようにパソコンまわりと院長室など。
清掃業者による、床のワックスがけも同時進行です。造園業者にも依頼して、庭木の剪定も行いました。
さて、大掃除の真っ最中に、初老の男性が、診療のために来院されました。
たしかに医者も看護師も院内にはいますが、なかなか診療を行うことが難しい状況です。
電子カルテのパソコンも、診察机もイスもベッドも何もかも、診察室から運び出されています。
申し訳ないですが、今日はご覧のように大掃除ですし、もともと火曜日は休診日なのです、と私。
その方はしかし、朝から電話でちゃんと予約したのだから、何とかしてくれと。
休診日は留守番電話にしているので、電話予約を受け付けるはずはないのですが、何かの間違いでは?
しばらく押し問答が続き、やや険悪なムードになりましたが、最後は男性の勘違いと判明。
当院ではなく、別のクリニックを予約されていたようです。やれやれ。
かく言う私も、間違い受診をして恥をかいた経験があります。十数年前の話です。
子どもに予防接種を受けさせるために、近所の小児科に連れて行ったときのこと。
初診用の受付票を書きながら待合室を眺めると、小児科のはずなのに、なぜかご高齢の患者さんが多いのです。
さっき履いたスリッパをよく見ると、「○○整形外科」と書いてある。他院から借りたスリッパなのか?
「お間違えなのでは?」と言われてやっと気づきました、違う医院に来てしまったことに。小児科は隣でした。
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