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最初の3カ月は無料

発表されたばかりの、定額音楽配信サービス「Apple Music」は、日本でも6月30日から始まるようです。
欧米では月額9.99ドル。国内価格は未定ですが、980円という予想外に安い価格情報が飛び交っています。
ま、いくら安くても、私はやりませんよ。だって、980円の元を取れるほど、音楽聴く時間無いし。
Apple Musicは、最初の3カ月は無料という戦略が話題を呼びましたが、これが大問題でした。
その3カ月間、Appleは音楽会社・アーティストに楽曲使用料を支払わない方針だったからです。
初期の顧客獲得のために、アーティストに負担を押しつけて、Appleは損をしないやり口なのです。
これにはさすがにApple信者の私としても、疑問を感じました。Appleにしては、せこい話でしょう。
無料期間中の楽曲使用料など、Appleが全面的に負担するという、太っ腹な態度を見せてほしかった。
案の定、米国の歌手テイラー・スウィフトが、Appleに抗議して楽曲提供を拒否しました。
最悪なのは、これが他のアーティストにもどんどん広がること。Apple Musicの成否にもかかわります。
そのことを心配していたら、Appleは即日、方針を改めました。無料期間中も、楽曲使用料を支払うと。
テイラー・スウィフトからの抗議を受けて、わずか半日後の決定です。
「過ちては改むるに憚ること勿れ」を地で行く、迅速な対応には驚きます。
しかし、かえすがえすも惜しい。最初からそうしとけば、もっとカッコ良かったのに。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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