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子どもの病状と父親

お子さんの受診を予約するために、父親が電話をかけてきた場合の問題点については、以前書きました。
しかしそれだけではなく、父親がひとりでお子さんを連れて来院したときにも、しばしば要領を得ません。
私「昨日まで熱は出てなかったですか?」
父「どう・・・ですかね」(私に訊かれてもねぇ)
私「夜中にも咳が出てましたか?」
父「出てなかったと思います」(たぶん、父親は爆睡してた)
私「では、風邪薬出しときます」
父「奥さんが、解熱剤をもらって来いと言ってました」(父親に主体性なし)
外国人の方で、日本語も英語もわからない方が時々、お子さんを連れて来られます。
日本語のわかる母親が書いた日本語のメモを持って、日本語のわからない父親が来るケースもあります。
病状経過はそのメモを見ればわかるのですが、それ以上の情報を得ようと質問しても、答えは得られません。
メモはまったく一方通行。診療の際はぜひ、日本語のわかる方がお子さんを連れてきてほしいものです。
実は、日本人のお父さんにも、奥さんが書いた病状メモを持って、子どもを連れてくる方がいます。
しかも、お子さんの病状の情報源はメモだけで、お父さんはただのアッシー君だったりすることがあります。
いやもちろん、そんな父親は少数派。ちゃんとしたお父さんも多いことを、誤解なきよう申し添えておきます。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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