「私ががんで死にたいと考える理由」
がん治療の第一人者、東大放射線科の中川先生(私と同い年)が、そのように題した文章を書いています。
もちろん、苦しんで死にたいわけではなく、突然死はまっぴらゴメンだという意味です。
つまり、死ぬ前に、人生を整理して締めくくる時間がほしい、ということですね。よくわかります。
じゃあ、いつ死んでも良いように日頃から身辺整理しとけよ、と言う方がいるかもしれませんが全くその通り。
でも私の場合、書斎や院長室はもちろん、パソコンの中ですら、一向に片付く気配がありません。
書斎の整理には過去に何度も挑戦してきましたが、今や足の踏み場もなくなって、立ち入る頻度も減りました。
最後に大規模な整理整頓をしたのは、熊本地震後の片付けのときでしょうか。その後は、荒れ放題です。
片付いた状態は大好きなのに、断捨離は大の苦手。整理・収納するための家具やグッズが増えるばかりです。
ドラマとかニュース映像で、家宅捜索のシーンをよく見かけますね。
令状を持った捜査員が、自宅や事務所の物品を根こそぎ段ボール箱に詰めて持ち出すアレ。
証拠とか捜査資料を見つけるためなんでしょうけど、私の部屋から何かを見つけ出すのは大変だと思いますよ。
なにしろ当の持ち主ですら、何がどこにしまい込んであるのか、まったく把握できていませんから。
古い何かが入った箱とか、ただ懐かしいだけのファイルや雑誌が、無数にあります。捜査員泣かせでしょうね。
あとで観ようと何かを録画したビデオテープやDVDも、山ほどありますが、観る時間など到底ありません。
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