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新型コロナワクチン接種への支援策と、集団接種への出動計画

新型コロナワクチンの個別接種を促進するための財政支援策を、厚労省が打ち出してきました。その要点は、
・時間外や休日の接種単価を上げる
・週100回以上接種すれば単価アップ、週150回以上接種すればさらに単価アップ
・1日50回以上接種すれば定額給付あり
なんか医療機関(医師)の足元を見られたようで、素直に喜べない、ちょっと感じの悪い施策です。
それにどっちみち、週100回とか1日50回なんて無理。一般の診療や発熱外来が回らなくなります。
どうしてもやるなら、休診日を返上して、1日全部ワクチン接種に充てるしかありません。
市民の早期接種に貢献したいなら、いっそ休診日に集団接種会場に出動すればいい。私はそう考えました。
といういきさつは、先日書いた通り。熊本城ホールで6月21日から始まる、6週間の大規模接種への参加です。
ならば善は急げ。市の担当者に電話して、「火・金なら協力できるかも」と伝えたのが2日前のこと。
さっそく今日の昼、ノリの良い担当者から連絡がありました。
「先生の出動日が決まりました。10時から18時の勤務です。日程を読み上げます」 どうぞ
「6月22日(火)」 お、さっそくそこからですか
「6月29日(火)」 おっと、2週連続で来ましたか
「7月2日(金)」 え、なに、週に2回ですか
「7月6日(火)」 うわ〜、続きますね
「7月9日(金)」 マジですか、それ
「7月13日(火)」 いや、ホントに
「7月16日(金)」 冗談キツイっすよ
「7月20日(火)」 だからホントに
「7月23日(金)」 そこ祝日ですよね
「7月27日(火)」 許して〜
「7月30日(金)、以上です」 異常ですわ、マジで
そんなわけで、6週間で12日の休診日のうち11日ほど出動せよとのご下命を、とりあえず承りました。
でも、たぶん全部は無理です。出動医師の確保で困っていることはわかりますが、私の身が持ちません。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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