『チャーハンという迷宮 なぜ国民食になったのか』(石田かおる著) という本が評判なので、読んでみました。
これが寿司とかカレーライスとか牛丼なら、買ってまで読もうとは思わなかったでしょう。
チャーハンはたぶん、料理のできない男でも何度かは自作して、少々満足した経験のある料理だと思うのです。
そしていったん凝り始め、でもやがて飽きてそれっきり、というパターンなのです。少なくとも私は、そう。
その点で言うなら私には、カルボナーラも自家焙煎コーヒーも、同様の運命を辿った料理と言えます。
もともとド素人だったのに、何かをきっかけに凝り始め、気付いたらその道の大家になっていた。
先日のブログにも通じる「極め」です。そこまで到達できれば大したものですが、実際には稀なことです。
通常は一過性のマイブームに終わり、わざわざ買った専用の道具類がホコリを被ることになります。
カルボナーラは、二十数年前にフィレンツェで食べて感動したのがきっかけで、凝り始めたのでした。
帰国後に料理法をネットで研究し、大量に買って帰ったパルミジャーノ・レッジャーノを使って作りました。
多量のチーズと卵黄を使い、生クリームは一切使わずに作ってみたら、これが、感動ものの旨さでした。
家人にも絶賛されたので気を良くして凝り始めたのですが、初回作を超えるモノはもう、できませんでした。
ビギナーズラックってやつか、あるいは、調子に乗ってアレンジし始めたのがダメなのでしょう。
料理についての基本的な知識も経験も無いのだから、レシピ通りに作れたらもう満足しなければなりません。
何でも、凝り始めてすぐ失敗するのはおそらく、自己流になって基本をおろそかにするのが原因でょうね。
(写真は、わが家の定番にして私の大好物「ほうれん草のチャーハン」)

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