「なぜ今年の節分は2月2日なのか、節分は2月3日じゃないのか」と、巷はちょっとした騒ぎです。
今世紀後半は、今年のように2月2日が節分になることが増えるとか。
でも逆に20世紀には、2月4日が節分だったことが多かったようですね。まったく覚えていませんけど。
どうしてそんなことになるのかを、今日ここで書いてみるのは控えます。どうせ受け売りになるので。
でもじつは私は、こういう天文学の分野が大好きです。
共通一次試験(古い!)は、点数の取れる物理と化学で受験しましたが、本当は生物と地学が好きでした。
鉱物が好物で、宇宙に夢中になり、天文の専門家になろうとさえ思い、毎晩気象通報を聞いていました。
当時の気象通報は夜10時にも放送しており、ラジオの前で待ち構えて、天気図に記入作業をしていたものです。
いま思えば面白いことに、物理と地学に共通の要素があり、化学と生物に密接な関係があるんですよね。
ところで、春分の日や秋分の日は毎年のようにころころ変わっているのに、あまり騒動にはなりませんね。
冬至や夏至もたまに変わるのですが、ふ〜ん今年はそうなの、ぐらいの意識でした。
つまりこれらの日付は、天文学的な法則で決まるものなのだろうと、誰もが納得できるのでしょう。
ところが節分は、冬至と春分の中間である立春の前日という位置でありながら、その変動には抵抗があります。
おそらくそれは、豆まきなどの文化や風習と密接に結びついた日だからなのでしょう。
翌月の「桃の節句」が3月3日で固定しているため、節分も2月3日で固定のように思えるのかもしれませんね。
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