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ハッピーマンデー

「体育の日」は、かつて10月10日が定位置でしたが、「10月第2月曜日」に変わってもう15年たちます。
「成人の日」も同様に、長い間1月15日でしたが、2000年からは「1月第2月曜日」となりました。
「ハッピーマンデー制度」によって移動した祝日のうちでも、とくにこの2つには、いまも違和感を感じます。
国民の余暇に寄与するための3連休かもしれませんが、世の中の重要なサービスも、3連休してしまいます。
いつも言うことですが、例えば、お役所や銀行の主なサービスが止まります。そして医療。
土曜の夜中から子どもが高熱を出したりすると、とても困ります。
朝まで待てる状態であれば、日曜日の朝いちばんから、当番医や当院などを受診することになります。
高熱や喘息や腹痛や嘔吐など、いろんな症状を堪え忍んで翌朝を迎えた人たちがみな、怒濤の如く受診します。
日曜日に診察や処置や処方を受けたとしても、そのような病状が、すぐに治るわけではありません。
その翌日がハッピーマンデーであれば、また救急病院や当番医などを駆け回らなければならないのです。
親御さんにしてみれば、アンハッピーマンデーです。
そろそろ法律を改正して、ハッピーマンデーは解消し、祝日は元に戻してもらいたいものです。
だいたい、全国民に同じタイミングで一斉に3連休を取らせようっていう発想が、時代遅れでしょう。
私など、週に3日休むとすれば、月・水・金の飛び石ぐらいが、いちばん好きです。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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