「ビワの種子の粉末は食べないようにしましょう」
農水省から、こんなお知らせが出ました。ビワの種子を粉末にした食品から、有害物質が検出されています。
アーモンドや梅のタネの毒性については、前にも書きましたが、ビワも同系列の植物なんですね。
「アミグダリン」という成分がそれらの毒性の元であり、腸内で分解されると猛毒の青酸が生じるとのこと。
ところがこれが健康食品のように扱われ、ネットではビワのタネを使ったレシピも掲載されているそうです。
ググってみたら、ビワ種粉末の通販ってすごく盛況ですね。
アミグダリン=ビタミンB17だと書いているサイトもありますが、これは誤りです。
ネットの情報がいい加減なのは周知の事実ですが、鵜呑みにすると健康を脅かしかねません。
ビワといえば、屋敷にビワの木を植えたら病人が出る、なんて話を、むかし聞いたことがあります。
もちろん迷信ですが、迷信は迷信なりに、しばしばその根拠となる理屈があります。
たとえば、ビワの薬効を求めてケガ人や病人が集まって来る、なんてのもそのひとつ。
若い頃にバイトに行ってた某病院の入り口にも、立派なビワの木が植えられていたことを思い出します。
あれって、病院における招き猫のような意味合いで、わざと植えてたんでしょうかね。
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