まあしかし、暑いですね。そう口にしても、どうにもなりませんが、ひと言、言わせていただきます。
「この3連休、当院は3日間すべて診療してますので!」
気象庁は一昨日、猛暑についての警戒を呼びかけるという、異例の緊急記者会見を行いました。
西日本豪雨の被災者や、捜索・復旧活動をしている方々の二次被害(熱中症等)が心配になります。
普通に自宅で過ごしている方でも、とくに高齢者では、夜間睡眠中の熱中症が心配です。
寝る前にコップ1杯の水を飲むようにと言い続けていますが、ご高齢の方の理解がなかなか得られません。
「寝る前に飲んだら、夜中にトイレに起きて困る」
夜中に尿が出る方なら問題ないかもしれません。でもトイレに起きた時にまた、水を飲んで欲しいですね。
「そんなことしたら、寝られん」
日中にもエアコンをつけないような「昭和な」方は減りましたが、夜通しつけるのには抵抗があるようです。
「冷房つけっぱなしで寝たら体調を崩す」
たしかにその面もありますが、冷房つけずに寝ても体調を崩します。その調節はたしかに難しいですね。
エアコンをつけて寝てると肌寒くなって目覚めますが、エアコンを止めたらただちに暑くなって、眠れません。
夜中にエアコンを止めたらすぐ暑くなるのは、昼間の間に温められた天井や壁からの輻射熱のせいです。
いくら断熱材を使っていても、断熱材もろとも壁や天井が熱くなっているので、どうしようもありません。
だから冷房で、壁や天井をしっかり冷やすことが出来たら、夜中に暑さで苦しい思いをすることはないはず。
たとえば、「床暖房」と同じ発想で、「天井・壁冷房」なんてどうでしょう。水冷システムで。
エアコンのように不快な気流は起きないし、理想的な冷房システムだと思うんですけど。
目次
コメント