銀行やカード会社やその他の様々なサイトから、毎日のようにメールが送られてきます。しかもしばしば、
「○○カードを装った不審なメールにご注意ください」
などという注意喚起が冒頭に記載されていますけど、あんたこそ不審メールじゃないって証拠、あるの?
「このメールは安全です」と書いてあっても、そのまま信用できるような時代じゃありません。
自分は怪しくないという人間ほど、あやしい。見方のフリして近づいてくるヤツこそ、避けるべき相手です。
映画『ゴッド・ファーザー』で、ドン・コルレオーネがマイケルに言い遺した言葉を思い出します。
「仲介話を持ってくるヤツが裏切り者だ」
最近、NTTのフレッツ「光プレミアム」から「光ネクスト」への切替を促す郵便物が届きました。
念のためネットで確認すると、たしかにNTT西日本がそのキャンペーンを行っているようです。
そのダイレクトメールの番号に電話して申し込むと、NTTの業務受託業者が回線の予備調査に来ました。
人の良さそうな2人でしたが、しかし、あれこれやりとりしていると何か違和感があるのです。
専門的な話が微妙にかみ合わないし、やたらとプロバイダのパスワードを聞きたがる。
まてよ。NTTのキャンペーンを利用した詐欺郵便に、私はまんまと引っかかったんじゃなかろうか。
彼らが端末の脇であれこれ作業している間に、私はコッソリとNTT西日本に電話を入れてみました。
こんどは、NTT西日本のサイトに記載されている電話番号に電話したので、間違いはないでしょう。
事の顛末を話し、私が申し込んだ電話はフィッシングじゃないのか、その業者は大丈夫か、確認してほしいと。
しばらくして、NTTの方から折り返しあり。「大丈夫です。作業を進めてください」
ありゃ、そうですか。疑ってスミマセン。専門的な話がかみ合わなかったのは、単に私の問題だったようです。
目次
コメント