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天候調査中

台風7号が対馬海峡に抜けた頃になって、昨夜は「吹き返しの風」がひどかった。
九州の西側を北上する台風は、それが通り過ぎたタイミングで、あのような強風が吹くものなんでしょうかね。
昨日は所用で沖縄に行く予定でしたが、台風に向かって行くのもどうなのか、直前まで悩みました。
ANAのサイトを見たら、沖縄までの往路は「定刻通り」でしたが、帰りの便は「天候調査中」との表示あり。
「調査するなら早よ調査せえよ、こっちが熊本を飛び立つ前に」などとブツブツ言いたくもなります。
行くのは行けるけど、帰れるかどうかはわからん、ていうのは最悪でしょう。翌日の仕事に支障を来します。
でも台風の進路予測や雨雲レーダーを見る限りでは、なんとかなりそうな気もします(素人の意見です)。
果たして私は台風迫る風雨の中、「ええいままよ」と熊本を飛び立ったのでした。
巡航高度にまで上がったのに、窓から見えるのは雲ばかり。雲の中を飛んでます。台風の雲は背が高いのです。
普通だと、はるか遠くに広がる水平線から宇宙まで続く青のグラデーションも、まったく見えません。
そこそこ揺れながら、那覇空港に着陸。で、沖縄での用事も済み、帰る時刻になりました。まだ雨です。
掲示板には、欠航や遅延や搭乗口変更の表示が目に付きます。熊本行きは「天候調査中」のまま。調査長いね。
出発が17分遅れ、搭乗口が変更になり、しかも沖留め。風雨の中、バスからタラップに移る間に濡れます。
離陸後、機長からはいつもより長いアナウンスがありました。
「揺れても飛行に支障はございません」 まあ、いつもそう言うけど、限度っちゅうものがあるからね。
「熊本空港では、着陸のやり直しをする場合があります」 えーっと、機長さん、無理しないでね。
「状況によっては、大阪伊丹空港に着陸いたします」 あー、だいぶ遠いな・・・
機長の頑張りで、無事熊本空港に着陸。那覇空港の出発が遅れたわりに、定刻よりも早く熊本に着きました。
台風の南風が、追い風になったのかもしれません。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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