大阪府にある「百舌鳥・古市古墳群」の、ユネスコ世界文化遺産への登録が決定しました。
Google Earthで上空からその「古墳群」を眺めてみると、前方後円墳はどれも「カギ穴」のように見えます。
それらにカギを差し込んで、グイッと回してみたい気分です。古代の秘宝が現れるかもしれません。
中でも最大のカギ穴はもちろん「仁徳天皇陵」。この古墳群では、私が知ってる唯一の古墳です。
ところが、報道で「仁徳天皇陵」という名称が出ると、それは「大山古墳」ではないのかと苦情が出たとか。
私が学校(小中高校)で習ったのは「仁徳天皇陵」でした。それ以外の呼び名では習ったことがありません。
それがいつのまにか(私には何の断りもなく)、「大仙(大山)陵古墳」になってしまいました。
埋葬されているのが本当に仁徳天皇かどうか、考古学的には確認できないからだと。ああ、そうですか。
そのように諦めてからすでに、10年か20年以上経ちますが、このたびの報道には逆に驚きました。
メディアはこぞって、「仁徳天皇陵」という昔の名前で呼んでいるからです。
もしや、最近になって被埋葬者が仁徳天皇だったことが確認できたのかと思ってしまいました。
でもそうじゃない。「年配者」向けにわかり易く報じるために、あえて「仁徳天皇陵」を使っているようです。
「仁徳天皇陵」がしっくりくる私はつまり、年配者なんですね。なんか、嬉しくない。
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