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意外と減らない熊本のコロナ

最近1カ月間で、熊本県で新型コロナ新規感染者数が最も多かったのは、2週間前の火曜日(861人)でした。
その後、水>木>金>土>日>月と減り続けた後、火曜日にまたポーンと感染者数は増えました(699人)。
そしてまた、水>木>金>土>日>月と減り続けた後、火曜日なのに今日も減っています(239人)。
週末の検査態勢等の低下によって報告数が減っているだけの話だということは、誰もが分かっていることです。
今回は、日・月が連休だったので報告数の減少が長引きました。明日はきっと、ポーンと上がることでしょう。
当院では、3/20(日)のPCR検査23人中の陽性は18人 (78%)、3/21(月)は38人中で陽性19人 (50%)でした。
それらの検査結果が判明したのが今日の午後だったので、発生届を保健所に出すのは今日の夕方になりました。
結果的に、新規感染者数として日・月の検査分がカウントされるのは、明日・水曜日になります。
そんな具合に、休日に行った検査の結果は、平日よりも遅れて表に出ます。これは全国共通の現象です。
いまだに驚くべき陽性率です。検査数を増やせば、もっと感染者数が増えることは間違いないでしょう。
それに加えて、感染者のプロフィールが先月までとは少し異なる様相だと感じます。
家庭内感染があいかわらず多い一方で、どこで感染したのかはっきりしない人が増えているのです。
強い咽頭痛を伴う傾向は変わりませんが、以前より高熱が続く人が増え、遅れて下痢が始まる人も目立ちます。
もしかすると、ウイルスが少し変異しているのかもしれません。いずれにせよ、まったく油断ができません。
ワクチンを3回接種した方の感染も、残念ながらよく目にします。重症化はしないはずだと思いたいですね。

この記事を書いた人

医療法人ひまわり会 つるはらクリニック 院長

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